新人看護師1年目で辞めたいとき|つらさの正体と判断のしかた
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新人看護師1年目で辞めたいとき|つらさの正体と判断のしかた

運営者 ヒロ 2026/6/9 公開

1年目で「辞めたい」と思うと、頭の中に”もう一人の自分”が現れてこう責めてきます。

「そんなの甘え」「みんな耐えてる」「向いてないだけ」——でも、その声が言うことの多くは思い込みです。

ここでは1年目によくある4つの誤解をひとつずつほどき、そのうえで「辞める前に冷静に確認したいこと」を整理します。気持ちが少しでも軽くなれば幸いです。

誤解1「1年目で辞めたいなんて甘え」→ 実は、多数派です

1年目で悩みを抱える新人看護師

ある調査では、約8割の新人看護師が1年目に一度は「辞めたい」と考えたと回答しています(ナース専科の調査による)。8割が感じることは、もはや「甘え」ではなく、1年目に起こるふつうの反応です。

慣れない環境、覚えることの多さ、責任の重さ——これらが一度に押し寄せる時期なのですから、心が揺れるのは自然なことです。

「自分だけがダメなのでは」と感じる必要はありません。同期の多くも、口に出さないだけで同じ気持ちを抱えていることが少なくないものです。

1年目に「辞めたい」と感じるのは約8割。多数派であることを、まず知っておいてください。

誤解2「つらいのは自分が弱いから」→ 実は、名前のついた現象です

学生時代に思い描いた看護と、現場の現実とのギャップ。これはリアリティショックと呼ばれ、入職後にギャップを感じた新人は約7割にのぼるという調査もあります(レバウェル看護による)。

あなたの心が弱いのではなく、誰の身にも起こる”通過点”なのです。

リアリティショックは、理想を持って看護を志した人ほど感じやすいとも言われます。つまり、それだけ真剣に向き合ってきた証でもあります。

多くの場合、経験を重ねて現場に慣れるなかで少しずつやわらいでいく傾向がありますが、感じ方や回復のペースには個人差があります

誤解3「怒られる=看護師に向いていない」→ 実は、知識不足の段階の話

1年目は覚えることが多く、注意される機会も自然と増えます。そこで「向いていない」と必要以上に重く受け止めてしまうのが、1年目の落とし穴です。

怒られることと、適性がないことは、別の話です。

指導を受けるのは、まだ知らないことがあるという「段階」の話であって、人格や将来性を否定されているわけではありません。

次のような小さな積み重ねが、半年後・1年後の自分を確実に支えてくれます。

  • 注意された内容をメモして次に活かす
  • わからないことは早めに質問する

誤解4「感情的になる人は冷静さが足りない」→ 実は、向き合えている証拠

患者に寄り添う若手看護師

初めての看取りのあと、「何もできなかった」と帰り道で泣いた——経験者はそんな話を口を揃えて語ります。

患者さんの死に心が動くのは、看護師に向いていない証拠ではなく、ちゃんと向き合っている証拠です。

感情が動くこと自体は、けっして悪いことではありません。大切なのは、その感情を一人で抱え込まず、信頼できる先輩や同期と分かち合うこと。気持ちを言葉にして共有するだけでも、心の負担はやわらぎやすくなります。

1年目を乗り越えるためのセルフケア

つらさをやわらげるには、考え方だけでなく、日々の小さなケアも助けになります。次のうち、できそうなものから取り入れてみてください。

  • 勤務外の時間は、できる範囲で仕事を思い出さない時間をつくる
  • 睡眠と食事のリズムを、まずはひとつだけ整える
  • 「できなかったこと」より「今日できたこと」を1つ書き留める
  • 同期や信頼できる人と、こまめに気持ちを話す

これらは即効性のある特効薬ではありませんが、心身のすり減りを少し緩める助けになります。

眠れない・食べられない・涙が続くといった状態が長引くときは、無理をせず専門の相談窓口や医療機関に頼ることも大切です

本当に大事なこと:辞める前に確認する3つ

誤解を脇に置いたうえで、冷静に整理しましょう。

  1. つらさは「職場」か「看護そのもの」か — 人間関係や教育体制が原因なら、職場を変えれば解決する可能性があります。
  2. 相談できる相手はいるか — プリセプター・同期・外部の相談窓口など、一人で抱えない。
  3. 体のサインは出ていないか — 眠れない・食べられない・涙が続くなら、無理せず休む判断も大切です。

ここまで読んで「つらいのは自分だけじゃなかった」と少し肩の力が抜けたなら、次に考えたいのは”これからどうするか”です。つらさを抱えた多くの新人は、「あと半年がんばれば」をくり返しながら、気持ちを抱えたまま動けずにいます。でも、いま無理に結論を出す必要はありません。実際に環境を変えた人の最初の一歩も、たいていは**“情報を集めただけ”**——今より自分に合う職場が本当にあるのかを、確かめてみただけです。

1年目での転職は不利になりにくく、第二新卒として歓迎する職場もあります。大切なのは勢いで辞めることではなく、次のめどをつけてから動くこと。看護師専門の転職サービスには、新人・若手の相談に慣れた担当者もいます。「辞める前提」でなくても、話を聞いてもらうだけで気持ちは整理できます(※状況には個人差があります)。

「職場がつらい」のか「看護自体がつらい」のかを切り分けると、次の一手が見えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

看護師の仕事のイメージ

Q. 1年目で辞めると、次の転職で不利になりますか? A. 一概には不利とは言えません。理由を整理して前向きに伝えられれば、第二新卒として歓迎する職場もあります。次の方向性を決めてから動くと、より落ち着いて選びやすくなります。

Q. プリセプターとの相性が悪いときはどうすれば? A. 相性の問題は珍しくありません。教育担当の変更や部署異動を相談できる職場もあります。一人で抱えず、まずは信頼できる人や相談窓口に話してみる方法があります。

Q. 辞めたい気持ちは、続けていれば慣れますか? A. 環境に慣れて気持ちが落ち着くケースもあれば、環境が合わずつらさが続くケースもあり、個人差があります。体のサインが続く場合は、早めに相談を検討してください。


「今の職場がつらい」のか「看護自体がつらい」のかが見えてきたら、 夜勤なしで働くなど、働き方を変える選択肢も検討してみてください。 また、入職時に白衣・シューズを揃える必要があるならナース専門通販ナースリーの特徴もあわせて確認できます。

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